ドイツ廃盤品について
デッドストック = 不良在庫
と直訳されます。
どのメーカーさんにも、売れ残りの商品が必ずといっていい程存在していると思います。
とある、ガラスメーカーさんがネタの様にお話されてました。
在庫は「罪な子」と書く… 罪子(ざいこ)
非常に残念な表現である。
企画、デザイナーさんが一生懸命考えた商品が、いよいよ生産される!
当然「良くやった!」となりますよね。
しかし、倉庫に”在庫”となり積み上げられた瞬間、「罪な子/罪子」になるそうです。
もちろん、良い子(”在庫”)は、倉庫からどんどん出荷され、増産され、また売れていく良い子になる商品も多々あります。
しかし、沢山企画される企業程、”罪子”は出てきてしまうと話されてました。
ZASSENHAUSにしてもそれはあります。。。
ただ、そこは海外ブランド、初期生産である程度売れない(出荷されない)”罪子”は増産されない、在庫が無くなった時点で廃盤となり、限りなく”罪子”は倉庫から無くなっております。
そこは良い経営戦略かと思います。
しかし、
「日本で売れてる商品が海外で売れない」
➡ 廃盤になる
➡ 売れ出したら日本にとっての良い子(”在庫”)はドイツの倉庫には無い…
というケースが多々あるんです。
海外でウケる商品、日本でウケる商品は異なるのが分かります。
それでは、その日本での良い子だった商品のご紹介です。
バリスタプロ グリーン
バリスタプロを初回入荷する時、正直なところ「どれだけ売れるのか?」と不安もありました。
ライバル社の出す3万円台のコーヒーミルとどこが違うのか?
サンプルを確認するまでは、未知数でした。
よって、初回の数量はグリーンは「18個」。
日本では、シュバルツの方が売れると予測。
グリーンは、とりあえず18個!でした。
始まってみると、予想を上回るオーダー数。
最初に手を挙げて頂いた、4社しか卸できませんでした。。。
そして、即ドイツへ追加オーダーしたら「グリーン」は廃盤と連絡…。
既にドイツの倉庫は「0 / ゼロ」。
おそらく、シュバルツ(ブラック)の売上スピードと比べると遅かったのでしょう。
ドイツの見切りが速い!(日本に卸をした段階で見切っていたのかも。)
でも、それが健全な経営なのでしょうね。
日本にとっては残念なお知らせでしたが、良く考えれば、
「シュバルツ1色を売る事に専念できる」
「在庫リスクが減る」
と考える事にしました。
そうなると、面白いですよね。
「グリーン」はありませんか?
という問い合わせが、弊社とその販売店4店様へ。。。
グリーンをお持ちの方、かなりレアものです。
日本には18個しか入ってない商品。
大事にご使用ください。
ちなみに、私がグリーンを一つ持ってます。
1/18です。
実は、不良品。
廃盤の理由は、「グラファイトの色付けが難しいかった」のかもしれません。
画像では分かりませんが、肉眼で見ると色がまばらな所があります。
パット見では???
しっかりみないと分からないレベルです。
コーヒーミル ➡ 全数検品してます。
これはウチの自慢です。
なのでその余った世に出ない子を保有してます。
よって激レア!
*既に販売店様にも弊社にも在庫ありません。
ご了承ください。
余談…
バリスタプロを輸入する際に、ちょっとしたトラブルがありました。
ドイツからサンプルが届かない…。
出荷されているのに、1.5ヵ月届かなかったんです。
なぜ???
調べて貰ったら、
ドイツ・ケルン空港 ➡ フランス・シャルルドゴール空港 に貨物はある。。。
速く出してよ!と催促。
理由:X線検査で引っかかってる
どういう事???
と思いますよね。
コーヒーミルですよ、手動の。
どうやら、止まっていた理由はこちら…
ハンドル : 導火線
ダイヤル : タイマー
軸 : 起爆装置?
ボディー : 爆弾
そう、シルエットで【爆弾】と勘違いされて止まってたそうです。
確かにシルエットは爆弾…。
検査場で爆発処理班の基?(笑)確認
もちろん即解決。
開封検査後、即来ました。
サンプル届いた翌週に”在庫”(良い子)が入荷。
確認後まもなく販売へ…。
そんなドタバタ劇がありました。
その検査になった爆弾…もとい、その商品が私が保有してます(日本第一号)。
展示会、イベントで皆その「爆弾」触ってますよ(笑)
デッドストック②は次の機会に。
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