【完璧な、お掃除についてご紹介】
前回のbrogでは、簡単な2stepバージョンのお掃除をご紹介しました。
本日は、完全なオーバーホールをご紹介します。
***はじめに***
オーバーホールは、自己責任にて行ってください。
部品の紛失、破損に保障はありません。
【1】丸いネジを外す
ハンドルを外し、下記画像の芯棒についた「丸い部分のネジ」を時計回りに外します。
実は、芯棒はこの丸いネジに止っているだけ。
【2】本体から芯棒を抜きます
筒を持ちながら、芯棒を下へ押せば、簡単に外れます。
ココまでは、2stepバージョンと同じです。
【3】芯棒上部についた「ベアリング/赤ペン部」、「丸い支え緑ペン部」を上へずらして取ります
注意:ベアリングは精密機械。ゆっくり真っすぐに抜いてください。
下画像は、「丸ネジ」、「ベアリング」、「丸い支え」の順
【4】内刃、他を外します
芯棒を持ち、反時計回り(左回り)にダイヤルが外れるまで回します。
下画像、左はダイヤルの裏側。
(しっかりと二つのボール玉がクリックできる形状になってます。時計の様な切込みがクリックするダイヤルの溝。カチっカチっとしっかりダイヤルを回せる技術。)
下画像は、内刃を支える板盤(オーバル型の抜きがあり、突起が一つあります。これが内刃のズレを防ぐ機能。オーバル型の抜きと芯棒の型がガッチリはまる構造でLOCKしています。この技術が部品が少ない理由。)
下画像は、内刃を外した分解図。
下画像は、スプリングを外した分解図。
(このスプリングは、ダイヤルを回した時に、バネの伸び縮みでコーヒー豆の挽き目を調整しています。)
以上が、上部の芯棒に付属するパーツの分解です。
【5】外刃を外す
この外刃を外せるのが、「ZASSENHAUS」のマイスターの技!
他社で外刃を外せるのは、ほぼありません。
理由は…
➡ 外すと粒度がブレるから
です。
でも、ZASSENHAUSは、外せます!
これがドイツのマイスター技術♬です。
ZASSENHAUS ● BARISTA PRO印字 ロゴの間の●は、深さ数mmの穴が開いています。
◦◦◦ ←●→ 〇〇〇印字 矢印の間に●は深さ数mmの穴が開いています。
この●に入るサイズの硬い棒を入れて反時計回りに回します。
このロゴや◦〇部分がネジになっております。
丸い部分の外側にはネジ山になっており、下画像の様に外す事ができます。
あとは、本体をひっくりかえせば、「外刃」が外れます。
これで、全ての部品が外れた事になります。
部品が少ないのもドイツのマイスター技術。
棒ネジが1つもないんです!
シンプルですよね。
【6】お掃除
あとは、付属の白い柄のブラシか、使い古した歯ブラシなどで「掃き掃除のみ」。
部品の素材は、「ステンレス」、「アルミニウム」なので、水には強いですが、本体は筒状になっている為、水を付けてしますと「カビ」の原因になります。
水拭き等は可能ですが、しっかりと乾燥させる事が重要です。
【補足 / 分解時の注意】
オーバーホールを行うのは、「長持ちさせる事」、「切れ味を良くする」がポイントです。
また、異なるコーヒー豆を使う時に、お掃除すると「前のコーヒーの味や香りが混ざらない!」
という利点もあります。
オーバーホールを行って頂くのは上記の通りですが、慣れないと
「組み立て方/元に戻す事ができない!」
という方が、数名いらっしゃいました。
大事にご使用頂く事に感謝しております。
しかし、自信のない方は、前blogの「2step ver.」をお勧めします。
「組み立てを間違えないポイント」
順番に並べて置く!!
になります。
上画像の様に、順番にならべて置けば間違える可能性が減ります。
芯棒の部分は特に”上下”がある部品があります。これを間違えると、壊れる部品があります!
ご注意ください!
*丸いネジ
最初の本体から芯棒を外すネジ。
これ絶対に間違えないでください。
突起がない部分が上、突起部分が下になります。
外刃を逆につけてしまう方もいらっしゃいました。
上画像の様に刃のストロークが長い部分が上部/刃のストロークが短い部分が下部に来るようにセットしてください。
以上が、バリスタプロのオーバーホール、パーフェクトバージョンになります。
*もう一つの注意
刃物なので、切れ味にはご注意ください。
特に内刃は、触っただけでもカッターの様に紙が切れる程の切れ味。
持つ時に指の皮が切れない様、ご注意ください。
私も、「なんか指先ヒリヒリするな?」と思ったら、「やっぱり切れていた!」
という事がシバシバあります。
オーバーホールはInstagramのストーリーにも掲載しております。
バリスタプロのメンテナンス(オーバーホール)、是非、楽しんでください!!
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